オブザーバーへの一歩

2016佐賀熱気球選手権まであと526日!(2015年5月20日時点)

去る5月13日には、大会の運営を担う「2016佐賀熱気球選手権実行委員会」の初会合が佐賀市内で開催されたそうで、2016に向けていよいよ動き出しました。


オブザーバー講習会


さて、話は変わり、5月17日(日)は、佐賀市アバンセにて第1回オブザーバー講習会が開催されました。

オブザーバーとは、熱気球大会で競技の記録を行う競技役員の名称で、選手(パイロット)が大会ルールに乗っ取って競技を実施しているか否か、選手が投下したマーカーと目標はどれくらいの距離だったかを、競技チームに同行しながら、第3者の立場で公平に観察、観測し、記録用紙(オブザーバーシート)に記載する作業を行います。

海外では、オブザーバーを使わず機体に設置したGPSの記録のみで競技を行う大会も増えているそうですが、 佐賀インターナショナルバルーンフェスタや日本各地の熱気球大会ではオブザーバーの記録に基づいて競技スコアを算出しています。

そのオブザーバーを養成する目的で開かれたオブザーバー講習会、2015年第1回目となる今回も多くの方に参加いただきました。
佐賀県内はもちろんのこと福岡や宮崎、中には東京から参加された方もいたそうで、熱気球に感心を持って会場に足を運んでいただいたことに感謝いたします。


スタート


午前9時30分。
登場した講師は、なぜか長靴にキャンプ帽子...
「長靴に帽子、この格好がオブザーバーの服装です(笑)」
受講生の緊張を和ませる粋な計らいで講義はスタートしました。

午前中は、スライドやプリントを使っての座学。
長靴と帽子を脱いだ講師が、
 1 熱気球・熱気球の競技とは
 2 オブザーバーとは
 3 地図の読み方について
 4 マーカーの測定について
 5 競技(タスク)について
の順にご説明をした後、オブザーバーシートの記載について演習が行われました。


表敬訪問


お昼休みを挟んだ、午後1時。
スペシャルゲストの登場!

なんと、2016佐賀熱気球世界選手権の運営会議に出席するために佐賀に滞在されていたレス・パーフィールド競技委員長(2015プレ大会、2016世界選手権)が、多忙なスケジュールの合間を縫って、受講生を激励するためにと足を運んでいただいたのです!

午後3時。
午後の座学が終わったあとは、4班に分かれての屋外での実習。
各班にはオブザーバー経験豊富なスタッフが張りつき、メジャーやコンパスを使っての計測方法について野外実習が行われました。

普段なじみのない道具に悪戦苦闘する受講者も見られましたが、座学で学んだ事象が屋外実習を体験することでより理解し易くなったのではと感じました。



オブザーバー登録証


午後4時。
オブザーバー講習会の最後は、受講者へのオブザーバー登録書の交付。
佐賀バルーンフェスタ組織委員会が開催するこのオブザーバー講習会を受講した方へは「C級」のライセンスが付与され、佐賀を始めとした日本各地の熱気球大会でオブザーバーとして活動することができます。

例年ですと、秋に開催される佐賀インターナショナルバルーンフェスタでの活動も可能なのですが、今年2015プレ大会と2016佐賀熱気球世界選手権はFAI(国際航空連盟)の公認大会となりA級オブザーバーのみが参加対象となります。
しかも、日本人オブザーバーは日本人選手に帯同することはないそうなので、英会話ができる方...とのことでした。

ともあれ、河川敷から離陸しフンワリと漂っているバルーンフェスタの上空の裏では選手やオブザーバーを始めとした競技役員が活動し「スポーツ」としての大会を行っていることが、このオブザーバー講習会を通して感じていただけたのではと思います。


オブザーバーへの一歩


最後に、今回受講された皆さまから感想をいただきましたのでご紹介します。

いままで見ているだけのバルーンでしたが、競技として競い合っている部分を知ることのできる講習会でした。マーカーとゴールの距離を三平方の定理や余弦定理をつかって測るとか、GPS使って測るとか、意外なことも知ることができました。 これからはもっとバルーンを楽しめると思います。(40代男性)

「バルーンは競技なんだよ」と漠然と理解していましたが、競技内容やルールを学び把握することができ、バルーンの見方が変わりました。(30代男性)

風にのって優雅に飛ぶバルーンの下で、このように手と足を使った泥臭い測量が行われているとは思いもせず、その対比が体験できて面白かったです。(20代学生)

講習会に参加することで、ただ見ているだけではわからないバルーンの競技としての面白さを知ることが出来ました。これからたくさんバルーンの大会に関わっていきたいです!(20代学生)

どこかの熱気球大会で必ずお会いましょう!(60代男性 レス・パーフィールド競技委員長)

(文・写真 帆秋 圭司 / Keiji HOAKI)
(写真 馬場 千秋 / Chiaki BaBa)

最終更新日 2016年05月10日

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